えびす神社、と呼ばれるものは、幾つかあって、大阪の今宮えびす、京都のえびす神社、
神戸の柳原えびす神社等々、どれも10日がえびす大祭となっている。
中でも大阪のえびす神社は、”商売繁盛で、笹もってこい”という掛け声を掛けることで有名だ。
残念ながら、西宮では、そういう掛け声はなく、静かなものである。
いずれの神社も、海の神としてのえびす様を祭り、もともとは漁業関係者のお祭りであったものが、一般に商売の神様として、景気付けにお参りされるようになっている。
有馬温泉からの、金泉のお湯の献上があり、一円玉を浮かべれば縁起がよい、とか、
大きな黒マグロを大阪・神戸の中央市場より献上されているのに、お金を貼り付けて、くっついていれば、ご利益があるとか、変わったお参りの習慣がある。
福娘と呼ばれる、一般公募された若い女性が、縁起物の福ザサを売っていることでも有名である。
※シリーズ、つづきます。